淡河合宿2日目 11/21
2021.11.24

つづいて合宿2日目のレポートです。
1.納豆朝ごはんの会
今回宿泊させてもらった「ケハレ」はとても居心地がよく、本当にぐっすり眠れました。
気持ちよく朝を迎えた後は朝ごはん!
それぞれ納豆とお供を持ってきました。「おすすめ納豆朝ごはん会」です。
マヨネーズ、アボカド、すりごま、メカブ、海苔、しょうゆ、たまご…自分では思いつかないお供も集合していて、机はにぎやかで
食べる前から楽しい。〆は納豆雑炊の予定でしたが、みんなごはんをもりもり食べたので、納豆汁になりました。湯気に包まれて見た目もホカホカ体がじんわり温まって最高の〆でした。
「自分が感じた“おいしい”に共感してもらえるのが嬉しい」一緒に食べる喜びを感じた朝ごはんでした。
2.大豆の鞘取り・選別
腹ごしらえをした後は、プロジェクトに大豆を提供してくださる生産者のふぁーむ&がーでん ヒフミさんファミリーと一緒に鞘むきと選別。(本当は援農の予定でしたが、大豆畑をイノシシに荒らされてしまった)この日もぽかぽかいい天気だったので外に机といすを出して作業をしました。今日は手がたくさんあるので一粒ずつ取り出しましたが、鞘むきは普段足や機械を使って行う作業だそうです。机を囲んで「有機農業とは?」「どんな想いで農家になった?」から始まって「就活について」「人間関係について」など人生についてみんなでお話をしながら作業を進めます。いろんな人や考えとの出会いも、大豆がつくってくれています。
鞘をむき終えた後は選別作業。虫食いやカビ、生育不十分の豆を丁寧によりわけました。むき終わった鞘や寄り分けた豆もヒフミさんはすべてお持ち帰り。畑にすいたり堆肥になるそうです。
豆はほんのり緑ががかった黄色をしていて、とてもきれいでした。この豆は「サトウイラズ」という山形の在来種で、砂糖がいらないくらい甘いそうです。「愛着がわいてきた」作業の終わりごろ聞こえてきた声。農家さんの作物への想いは、どれだけの重みがあるんだろう。
3.ミーティング
大豆作業のあとは今後の活動についてミーティングを行いました。動きながら考えることがたくさん生まれてくると思いますが、1月に目指す形はおおまかに定まりました。
ミーティングの最後に「納豆に名前をつけよう」とすてきな提案が。これからの活動を通して、私たちの中にも想いが生まれて少しずつ大きくなっていくのだと思います。その想いを込めた名前がどんなものになるのか、今は全然わからないけれど、とても楽しみです。
4.マーケットオリエンテーション
ミーティングでファーマーズ・マーケットに参加することが決定したので、12月のマーケット出店に向けて準備を進めるMICRO FARMERSのみなさんと一緒にオリエンテーションに参加しました。マーケットの主催者で私たちのチームクリエーターである亜由美さんが、マーケットが生まれた経緯やどんな場であるのかについて、お話してくださいました。野菜に出会えるだけでなく、人と人とが出会う場所。農家さんどうしが協働・共同して農業を、自分たちの活動を伝える場であること。本質的な豊かさについて出会う場所・考えるきっかけとなる場所。そういう場づくりをする一員としてcraft納豆チームはマーケットに参加させてもらいます。その意識を常にもって活動していきたいです。
5.納豆オープン
最後は昨日仕込んだcraft納豆との再会です。
発泡スチロールの蓋を開けて、まずクンクン。「少し匂いがするー」
経木をいそいそと開きますと、少し糸を引いていました。一つ一つ、香りや見た目、糸の引き具合が違う様子。
完全納豆!ではなかったようですが、私は十分、昨日の「ゆで大豆」とのちがいに心躍りました。次の挑戦も楽しみです。
本当に盛りだくさんの2日間。
背景が全然違う5人が豆の元に集まったこと自体に、新鮮味と嬉しさを感じた2日間でもありました。
craft納豆チームの納豆づくりが一歩前進。
あっという間の2ヶ月だと思いますが、楽しくおいしく作っていきます。ネバネ~バ
(吉武佳穂/兵庫県立大学大学院)