神戸産イチジクを使った商品開発に挑戦!
2020.10.17

こんにちは!
私たちのグループ「プロジェクトA」は、神戸産イチジクを活用し商品開発を進め、認知向上と農家の方々への貢献をテーマに取り組んでおります。
中間発表が間近に迫っているということもあり、今回はこのプロジェクトの本命である「商品開発」の試作会を行いました。
本レポートではその詳細な活動内容、感想や反省、これからの課題等について書き記していこうと思います。
集合
「商品開発」ということで、今回私たちは神戸市兵庫区東山町のマルシン市場の中にあるシェアキッチン「マルシン47」をお借りしました。
集合は神戸電鉄湊川駅だったのですが、あの周辺は目印となるものが少なく、集まるのに少々時間がかかってしまいました。
シェアキッチンの内装
シェアキッチンの内装は「オシャレ」でした。白を基調とした壁面とそこに装飾された枯れ葉や木の枝、木材で制作されたであろう椅子やテーブルその他のオブジェ、どことなく温かみを感じる照明の数々。
それら全てが互いを補い合うように調和し、一つの芸術作品を形成していました。また、調理器具やキッチン用品が一通り揃っているなど、実用性の面でもとても充実していました。
買い出し
試作会で使用する食材は現地で調達することになっていたため、一通りの段取りを決めた後、私たちは「東山商店街」へ買い出しに向かいました。
商店街には様々なお店が混在しており、青果店や精肉店、魚屋から服屋までより取り見取りとなっていました。
イチジクを買うために三軒ほど青果店を覗いたのですが、380円のものあれば780円のものもあるなど、各青果店によって値段にばらつきがあり、商店街や市場特有の光景だなと感じました。
また、和菓子店や洋菓子店等の専門店も多く構えており、中でも私たちの目を引いたのは「CACAOMONO」というチョコレートショップでした。
なんでも、チョコレートやカカオを専門的に扱っているお店らしく、ありとあらゆる国の商品が並んでいました。
店主の方も本格的なチョコレートの作り方などを丁寧かつ詳細にご教示くださり、今回の試作会でイチジクの入ったチョコレートとイチジクジャムを作ろう、という計画を立てていた私たちにとっては最適解ともいえるお店でした。
商品試作
今回は吉永さんを含めた5人のメンバーで試作会を行いました。
上でも述べた通り、今回はイチジクチョコレートとイチジクジャムを試作しました。
途中でジャムを少々焦がしてしまうなど色々と災難はありましたが、初めてにしては順調に、和気あいあいと調理を進めることができたのではないかと思います。
ジャムチームは、せっせといちじくの皮を向いています。
いちじくたっぷりジャムを作っています。
こちらはいちじくチョコチーム
オーブンでドライしたイチジクにチョコをかけて冷やします。
実食・反省・今後の課題
無事調理を終え、いざ実食。イチジクチョコレート、イチジクジャムのどちらも美味しく仕上がっており、全体的には成功といっても過言ではないのかなとは思います。
しかしながら、ジャムの水分を少々飛ばしすぎてしまったことや、カカオ配分量の多いチョコを使用してしまったために苦みが増してしまったことなど、反省点も数多く見受けられ、まだまだ課題は山積みの状態です。
特にイチジクチョコレートに関しましては、チョコとイチジクの比率や出来上がった際の食感等、試行錯誤していくべき点を多く発見することができ、「今後の課題」の明確化に繋がりました。
まとめ
この商品開発試作会を通して、実際に作ってみなければ見えてこない問題点や課題点が存在するという事実を再認識することが出来ました。
今回学んだ事柄や、明瞭になった問題・課題を、これからの活動に最大限に活かしていき、最高のイチジク商品を作り上げたいと思います。
ご覧いただき有難うございました。
(文:神戸国際大学 宮城 波旺人、写真:神戸国際大学 岡田 敏和)