神戸の農漁業を、様々なクリエイターと惟る ノーギョギョ ギョギョ ギョギョー ラボラトリーズ

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Cチームの企画イベントに参加してきました!

2022.03.03

立春が過ぎ、春の訪れを待つ2月20日。

北風なのか、ビル風なのか、迫りくる冷たい風に立ち向かい、坂を登った午後1時。

大野、矢野、出口の3人はワクワクする気持ちをエネルギーにただひたすら足を動かし続けた。

ようやくたどり着いた「清山荘」。

「たべる。かえす。つくる。~神戸で一番空に近い畑~」

ノーギョギョ ギョギョ ギョギョー ラボラトリーズ Cチームが企画・運営するイベントに私たちは参加しました。

「SKY CULTIVATION」の取り組みを広く知ってもらうため、清山荘の屋上でコンポスターと土づくりを体験するイベントです。

「このイベントを通じて農業にもっと関心を持っていただきたい。」Cチームの田舞さんは言いました。

念願の清山荘屋上に足を踏み入れ、爽快さと心地よさにテンションが上がる一同。

まず初めの作業は釘打ち練習。

Cチームの今村さんにアドバイスをいただきました。

最初は軽く釘を握ってトンカチで優しく叩きます。ある程度釘が入ったら少し力を入れて打っていきます。

脇を閉めて打つと釘が真っ直ぐに入るそうです。

高校時代、建築を学んでいた私は懐かしさに浸りながらトンカチで親指を一発打ちます。

ここで才能を開花させた大野氏はこれ以降“師匠”と呼ばれるように。

ウォーミングアップも終わり体も温まったところで、いよいよコンポスターを作ります!

今回作るコンポスターは有酸素で分解を促進させる仕組みのもので、構造の特徴は通気性の良さです。

まずは正面と背面を作ります。細長い板を交合わせて交差箇所に釘を二本ずつ打ちます。

「釘打ちは人生である。」この一言から全ては始まった。

失敗して横に曲がった釘を反抗期に例えて「塾に入れて立て直すんだ!いい大学に行くんだろ!」と熱く釘を励ます一行。

打つ人は親になった思いで挑みます。将来の夢を宣言して願掛けのように丁寧に打つ人も。

続いて側面を作ります。先ほど作った正面と背面を繋ぎ合わせるようにして板を置き、重なる箇所に釘を二本ずつ打ちます。

今度は高い位置での作業になり、難易度も上がります。

なんとか繋ぎ合わせて長方形の囲いができたところで少し休憩。

今回はCチームの辻さん、三木さん、五十嵐さんが

2種類(ローズマリーとサツマイモ)のクッキーとバナナのラッシーを作ってくださいました!

私の表情の通りとても優しくて柔らかい味と香りがたまらなく美味しかったです!!

美味しいもの食べたらこんな顔になるんですね。(笑)

休憩を終え、底面をつける作業に。木の板も伸縮で曲線になっています。

不安定さを和らげるために男性陣で押さえ込み作戦!

ようやくコンポスターの完成!

次は土づくり体験です!使わなくなった珈琲の麻袋を底に敷き、ピートモスとくん炭を6:4配合で混ぜていきます。

水で湿らせてしっかり混ざったら一旦平にして、穴を開けます。そこに米糠を敷き、調理で出た生ゴミを投入!

バナナとサツマイモの皮や卵の殻など、分解されて堆肥になる生ゴミはまるで宝石のようです!

再び米糠を被せて土で覆います。以上で作業は終了。因みに蓋は今村くんが後ほど作って取り付けてくださるそうです。

みんなで力を合わせて作り上げたコンポスターは愛着が湧きます!できあがった堆肥はいただけるとのことで、もう待ち遠しいです!

都会のど真ん中で、コンポスターから土づくりまでできるなんて素敵な体験ができました!

今後、家庭菜園にも自炊にもこの経験が活きてくるに違いありません。

今回のイベントも冊子の中のCチームのページに掲載させていただきます。お楽しみに!!

(出口裕基/神戸国際大学)

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