ノーギョギョ ギョギョ ギョギョー ラボラトリーズ

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グーな1日@グッゲンハイム邸

2022.01.29

本日のレポートは、家にスマートフォンを忘れてしまった矢野がお届けします!

写真を撮れなかったので、心に残った瞬間を言葉で切り取ります。

どんな風景だったかは、みなさんのご想像にお任せ。

 

 

本日の活動は、場所を変えて旧グッゲンハイム邸。

海を眺めながら電車に揺られてガタンゴトン。

グッゲンに近づくにつれて広がる青、うわついてゆく私の心。

いつもと同じ編集会議だが、別荘へ余暇を楽しみに行く気分だ。

 

まっすぐ伸びる水平線。ここでパシャリと一枚……。

無意識にポケットを探っていた手を止めて、頭の中でシャッターを切る。

 

 

門をくぐると、そこにはゆっくりとした時間が流れていた。

最初にこの会議室を使った日の、写真の撮り方・書き方講座を思い出す。

メンバーの名前しか知らなかったあの日が、うんと昔のようだ。

今や毎週火曜日を一緒に過ごすのが当たり前になっている。

 

 

冊子のデザインを考えていく。

いつもは四つの机を組んで会議をするが、グッゲンではみんなで大きな一枚板を囲む。

 

午前中からフル稼働しているパソコンと私の脳みそ。

どの構図がいいか、どんな色がいいか。

思い通りに動くマウスがあるのに、思うように描けない。

 

コンセントに繋いで充電されて元気になるパソコンとは裏腹に、

私のエネルギーはどんどん奪われていく。

 

手が止まりかけた時、

作業のお供の「おつまみ」買い出し隊の集合がかかった。

寒さに負けず出動する隊員に手渡されるカイロ。

未開封なのに、受け取った瞬間あたたかさを感じる。

 

一つの机を囲み、お菓子や飲み物を食べながら進めていく。

パソコンを動かす手よりもお菓子に伸びる手の方が活発だ。

 

打ち合わせがひと段落して、帰る準備をする。

発表まで限られた時間、進める宿題をカバンに詰める。

 

 

ひとり、またひとりと停まる駅でみんな降りていく。

「また土曜日ね」

大きく手を振りながら、駅を出る電車を見送る。

週末もみんなに会えるのは嬉しく、早く来てほしい。

その日が来てしまえばもう発表の前日、徐々に終わりに近づいている。

冊子が完成に近づく嬉しさと、毎週入れていた会議の予定が空白になってしまう寂しさ。

 

複雑な気持ちと、かじかんだ手を空のポケットに入れる。

見上げると月は高く昇り、冬の空が広がっていた。

指差す夜空には大きな砂時計が描かれている。

砂時計の中の星、全て落ちないでほしい。