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笑顔とオジサン最高!第1弾フィールドワーク@和歌山

2022.12.10

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第1弾フィールドワークとして和歌山県に行って参りました!

午前中は海南市へと向かい、みかん農家である楠瀬さんのみかん畑にて収穫体験をさせていただきました。

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収穫は楠瀬さん家族とラボ6全員だけでなく、働き手不足で困る農家さんと農業や自然に寄り添った暮らしに興味を持つ人材を「援農」という形で巡り合わせてくれる大谷さんや、援農で来てくれているけいちゃんなど、10名近くで楽しく賑やかに!

 

しかし、畑が広大すぎて果てしない!日頃簡単に手に入るみかんのありがたさを身にしみて感じている一同に、、、

待望のティータイムが!!

楠瀬さんの畑で太陽のように眩しく元気に実っているみかんは「じゃばら」という種類のみかんで、その特徴は甘味と程よい酸味のバランス!収穫したてのみかんや、それを材料に作られたジュースやグミをいただき、元気を取り戻してさらに頑張れました!

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教えていただいて習得した「有田むき」で綺麗にむいて食べ終わった後の皮は、自然に還して栄養を循環させるのが農家スタイル!

我が家でもこたつの上で循環してくれると嬉しいのですがねぇ。

お昼にはシラスご飯をご馳走になり、楠瀬さんには貴重な体験をさせていただいただけではなく、ずっとずっとニコニコしていたその笑顔には元気をもらいました。

さよならする時、ラボ6の女性陣があの笑顔に感激して農家に憧れていたのが印象的でした!

 

 

午後は、有田市の漁港や市場を訪れて特徴や街並みを見たり、和歌山産の魚や野菜をお安く購入。

和歌山には悪さをしても見つかるように黄色い船が多いという説もありますが、説通りなのかどうなのか、ほとんどの船がとても目立つ色をしているため、他では見れない和歌山ならではの港の景色となっていて見応えがありました。

夕飯はその食材を使って、岩本さんのお宅にて自分たちでさばいて刺身や鍋に!

最終発表までに、写真から伝わる立派な包丁だけでなく、実力も磨けるといいのですが、、伸びしろですね!

オジ

「ねぇ!知ってる?オジサンっていう名前の魚がいるんだよ」でお馴染みのオジサンの刺身を岩本シェフがバーナーで軽く炙ってくださったものに舌鼓を打ちました!

岩本家御用達の瀬戸内で採れた塩と相性バッチリ!!

そして、帰り道に入手しておいたサバのお寿司を発酵させた和歌山ならではの「なれずし」を2週間ほど発酵させた「本なれ」を実食!

発酵が進み表面にカビが生えたものがより美味しいとされるとは本当なのか、、、

まだ舌がお子様すぎた。。

口に入れるまでは強く違和感を感じることは無かったのですが、口の中に入れた途端に広がる発酵により生まれた独特の香りが!!

全員1つは食べきったものの2つ目に箸を伸ばす勇者は現れませんでしたが、これも食文化を知るうえで貴重な経験!

いつかはどんなものでも笑顔で食べることができるオジサンに、と野望を抱きました。

 

 

午前中、なれずしを食べるんだと言うと楠瀬さんたちも微妙な顔をして反応に困ってはいましたが「各家庭それぞれ自分の家のなれずしが最も好きなんだ」と一言。

なれずしは800年以上続く食文化のようですが、地域だけでなく家庭により少しずつ変化を遂げながら受け継がれているものであることを実際に食べて感じることができました。

これからのフィールドワークにおいても、各地の食材や文化から特色や共通点を発見していきたいです!!

 

神戸市外国語大学 菅野光起

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