活動報告⑤池本醤油さんの醤油蔵を見学しました
2022.11.19

みなさん、神戸で醤油が作られていることをご存知でしょうか?
ここまで、しらすの楽しみ方について検討してきた我々。
しらす丼などに使われる調味料について学ぶべく、
神戸市唯一の醤油蔵、池本醤油合名会社さんの見学に行ってきました!

醤油蔵の入口
兵庫県は醤油の生産量全国第2位。
醤油生産に適した良質な水源があり、大豆や小麦などの主原料が入手しやすいことから、江戸時代に醤油の醸造が盛んになりました。
現在、千葉県、香川県とともに全国3大産地の1つに数えられています。

六代目・池本 充宏さん
早速、代表の池本さんが私たちを迎えてくださいました。
池本醤油合名会社は明治18年創業。
神戸市西区櫨谷町を拠点として、130余年続く歴史ある醤油蔵です。

後ろには醤油が入る計量タンクが
蔵に一歩足を踏み入れると、すでに醤油の豊かな香りが漂っています!
まずは、醤油製造の工程について、教えていただきました。

醤油樽が並ぶ様子
醤油は、混合した大豆と小麦を食塩水で仕込んだ「もろみ」から作られます。
これを1年弱ねかせたものが、いわゆる「本醸造しょうゆ」になるのです。
醤油の熟成に重要となるのはなんと言っても、良い菌とのこと。
完成しないと、その年の出来はわかりません。

瓶詰めされていく「数の子たれ」
池本醤油さんでは製造から検品まで、すべて手作業で行なっています。
顧客のニーズに応じた醤油を小ロットで提供できるのが強み。
そんなこだわりの醤油を味見させていただくことに・・・!

「塩ポン酢」としらす丼のタレ2種類
なんと、しらす丼に合うしょうゆダレを2種類用意してくださいました!
白米やしらすとの相性を想像しながら、味見します。
それ以外にも大小様々、可愛らしいデザインのしょうゆを紹介いただきました。

「アイスクリームにかける醤油」など多種多様なラインナップ
固定概念を打ち砕かれるような多彩なラインナップに、一同驚かされました。
しょうゆにだしや酸味を加えた調味料は、色んなメニューに応用できそうですね。

腰掛けているのは醤油用の木箱
1つ1つの質問に真摯に答えてくださる池本さん。
オーダーメイド感を大事にしながらも、世界を視野に入れていきたいと語ってくださいました。
「私たちにも何か力になれないだろうか・・・。」
色んな考えを巡らせながら、約半日の醤油蔵見学を終えました。

最後に集合写真を1枚
この度は大変貴重な機会をありがとうございました。
次回のミーティングで今回伺ったお話について掘り下げていきます。
お世話になった池本醤油合名会社さんについては コチラ!
神戸大学経済学部経済学科 山下 美沙