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いざ海へ🌊

2022.10.24


こんにちは!
10月23日(日)に塩屋漁港へ行ってまいりました!!

神戸には7つの漁港があります。東から兵庫、長田、東須磨、須磨浦、塩屋、垂水、舞子。塩屋漁港はその中の一つになります。私たちはそこで、主に刺し網漁をされている漁師・長原大悟さんにお話を伺ってきました!

まずは刺し網漁の説明を、偶然通られた幼なじみの漁師さんと一緒に説明してくださいました。
魚の通り道に網を1〜3枚ほど張っておくと、網に魚の頭が刺さって逃げられなくなるという漁法です。

つぎは海苔のお話。実は海苔は兵庫県の特産品で、日本の中でも1.2を争うレベルで海苔がたくさん収穫されます。神戸でも塩屋や須磨で養殖されているそうです。大悟さんのご家族も海苔を養殖されています。「養殖してるとこ見てみる?」と突然、船に乗せていただきお話を聞きました。

魚と同じく海苔の成長も、海水温や栄養などの環境に大きく影響されるそうです。広い海は田畑のように肥料を入れることもできず、環境を維持したり変化させることは難しい。そんななかで漁師さんたちも頑張っておられます。

私たちが良いと思っているものは、実は海にとってはあまり良くなくて、逆に良くないと思っていることがよかったりする事もあるそうです。例えば下水。きれいな真水にしてから海に還すのが良いと思っていましたが、栄養のない真水は海にとっては異物だそう。人間を含めた動物の排泄物は私たちにとっては汚いもの!という扱いですが、じつは海にとっては貴重な栄養分になります。汲み取り式のトイレの時代は集めた排泄物を船で沖に還していたそうで、魚が喜んで集まってきたんだとか。人間も自然に還元できることがあるんだとびっくりしました。いまは緩やかに下水処理も真水から変化しているそうです。

最後に、ビーチクリーンも大切だけど、例えば私たちがどんな洗剤を使っているのか?洗剤のなかに何が入っているのかということも気にしてみてね!と長原さん。これまでも、これからも海にはたくさんお世話になるので、私たちも何か出来ることがあるのか、考えて行きたいです!

私自身、漁師さんとお話するのが初めてだったのでネットやテレビだけでは知ることができないお話がたくさん聞けてとても興味深かったです。次は獲れたてのお魚お目にかかりたいな〜なんて思ってます♪長原さんから、経済の話なども含め今後の私たちにとって大きな影響を与えてくれるようなそんなお話でした。ありがとうございました!

最後にまちの感想をお伝えさせてください。釣り人さんが船に向かって手を振ってくれたり、長原さんが釣り人さんの紹介してくれたりして温かいなと感じました。

温かい人というか、人情味が溢れているというか、日頃からの関係が、まちを作っているんだなと感じました。私は自分の家の近所の人の名前すら知らないので、家族でも友達でも仕事仲間でもない人とあんな風にできるのがいいなぁとおもいました!塩屋漁港、とても素敵なところでした♪

福本菜々美

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